「夫が浮気をしている…?」と何かしらの違和感を感じても、探偵に浮気調査を頼むのは心理的にも経済的にもハードルが高いですよね。
自分で浮気チェックをしようにも、夫に気づかれて事態が悪化してしまったり、行き過ぎた調査によって法に触れる可能性もあるため大きなリスクが伴います。
この記事を読めば、効率よく浮気チェックを行い、うっかり違法行為に及んでしまうリスクを避けられます。
筆者が浮気チェックした時の体験談と、かかった費用や期間、得た証拠などもぜひ参考にしてください。
浮気チェック!自分で集めたい有力な浮気の証拠
自力で行う浮気調査は、下の3つを集めていくことで手がかりがつかめます。
「いつ」浮気しているのかを調べる
- 夫の帰りが遅くなる日
- 出かけた休日
- 出張した日
ノートやスマホに記録しておきましょう。○日ごと、または○曜日に浮気をしているなどといった行動パターンが見えてきます。浮気の正確な日時がわからなくても、怪しい日が1か月に何回くらいあるのかがわかるだけで、その後の調査の手がかりになっていきます。
夫の行動から、浮気の兆候を探っていきましょう。
「どこで」浮気しているのかを調べる
浮気とは「肉体関係」を意味するため、人の多く集まる場所や、まったく関係のない他人の家で浮気がおこなわれることは考えにくいですよね。
浮気をする場所は大体の場合、ホテル・お互いの自宅・車の中・社内不倫の場合には会社内と限られた場所になります。
持ち物から、浮気の兆候を調べていきましょう。
「誰と」浮気しているのかを調べる
浮気相手には2つのパターンがあります。
- 元々の知り合い(会社の同僚や、学校の先輩後輩、同級生、友人など)
- あかの他人(出会い系アプリで知り合うなど)
元々の知り合いの場合、FacebookやLINEなどでつながっていることが多いです。特にSNSでは相手の女性が「匂わせ」として浮気アピールをしている場合もあるため、有力な判断材料になります。
反対に、あかの他人の場合には、交友関係を調べても出てきません。その場合には、夫のスマホに出会い系アプリが入っているかをチェックしてみましょう。
SNSやスマホをチェックすることで、浮気の実態が見えてきます。
浮気チェックリストと自分で浮気調査をする方法
まずはメンタルを整えて、無理のない範囲で調査をしていきましょう。
メンタルの維持はその後の調査成功を大きく左右します。
自宅や日常生活から浮気チェック
女性の勘は鋭いもの・・・いつもの日常の光景がほんの1ミリ変わるだけで、浮気の兆候が読み取れたりするものです。浮気の兆候が一番現れやすい日常生活での浮気チェックポイントはこちらの記事でご確認ください。
スマホで浮気チェック
スマホを見れば、浮気の実態がほぼ分かるでしょう。ただし、多くの場合にパスワードロックかけています。パートナーがロックを解除しているときに、指の動きを見逃さずチェックしてみましょう。
スマホを置き忘れて外出したとき、風呂に入っているとき、寝静まっているときがスマホ調査のチャンス!
スマホ内にアクセスができなくても、その使い方(肌身離さずお風呂やトイレにまで持っていくなど)といった行動から情報を得ることができます。続きはコチラの記事でご確認ください。
持ち物で浮気チェック
通勤かばんや財布、手帳など、夫が浮気を隠しがちな15の場所はこちらの記事をチェック!
車の走行履歴や車内の浮気チェック
車を所有しているのであれば「カーナビ」の走行履歴や「ドライブレコーダー」のデータは有力な手がかりになります。
カーナビなら、走行記録や走行距離、目的地をチェックしましょう。走行記録から長距離走っている割に目的地が設定されていないといったことがあれば、履歴を削除しているかもしれませんね。
一つ一つは些細なことでも、数を揃えることで浮気をしていると確証が持てる証拠になります。
GPSで行動を見る
パートナーがどこに行っているか知りたい時には、GPSを使う方法が有効です。
「GPS」と聞くとその取り扱いが難しそうに感じるかもしれませんが、今はインターネットでも数千円からGPSが手に入るほど身近になっています。特に車での移動が多い場合には、探偵の力を借りずに位置情報が得られるGPSは自力での浮気調査に必要不可欠なアイテムです。
GPSには機能の違いから2つの種類があります。設置方法や注意点はこちらの記事をお読みください。
高性能なGPSを往復送料無料でレンタルでき、日数に応じて料金設定されているため必要な期間を選んでレンタルすることができます。
録音する
小型のボイスレコーダーを自宅の寝室や車などに仕込んでおくのも、浮気の証拠をつかむ有効な手段となります。
パートナーが自宅や車に浮気相手を連れ込めば、やり取りから浮気の具体的な状況を把握できますし、うまくいけば決定的な証拠を押さえられるかもしれません。
ただし、音声の場合は、不貞行為中の録音でないかぎり、確固たる浮気の証拠にはならないため注意が必要です。
ボイスレコーダーは、24時間以上の録音ができるものでも数千円程度で購入できるので、手軽に取り組みやすいです。
撮影する
自宅や車内に小型カメラを設置してみるのも一つです。小型カメラは種類も豊富であり、ペン型・メガネ型・時計型・モバイルバッテリー型など形もさまざま。
浮気の証拠をつかみやすいシーンに合わせて、適したものを選んでみましょう。ボイスレコーダーと組み合わせれば効果的な活用ができ、証拠をつかむ確率を高められます。
尾行する
ややリスクの高い方法ですが、尾行することにより「どこで、誰と浮気しているのか」が明確になります。浮気相手とホテルに入っていく写真や動画を撮影できれば、動かぬ証拠となります。
足音がならない靴パートナーが見たことがない服を着るなどをして、周囲の人にも怪しまれないように気を付けましょう。
いかがでしたでしょうか。いずれにしても、どれか1つの方法だけに頼るのではなく、いくつかの方法を組み合わせて調査することで浮気の実態が明らかになっていきやすくなります。
【体験談】私はこの方法で浮気調査をしました
まずは筆者がセルフで浮気チェックをした際の情報を表にまとめました。
浮気夫について | 30代半ば 単身赴任でひとり暮らし |
セルフ調査したもの | スマホ・財布・SNSのチェック ボイスレコーダーをカバンと車に設置 GPSで行動を確認 |
調査期間 | 約3ヶ月 |
かかった費用 | ボイスレコーダー:約2,000円 GPSレンタル:約7万円(2ヶ月レンタル) |
セルフ浮気チェックで得た情報 | スマホに出会い系アプリが複数 複数の女性との性的なLINEトーク履歴 GPSにて、赴任先とは別のマンションで朝まで過ごしている位置情報 |
私の場合は、旦那が単身赴任だったため浮気チェックできるタイミングも少なく、浮気を確証できたLINEのやりとりもトーク履歴が消去されていたため少ししか見れませんでした。浮気を問い詰めるにはあまりにも情報が少なく、GPSの移動経路から浮気は間違いないものの、証拠能力の弱さが否めませんでした。
旦那の変化
- おしゃれに無頓着だった夫が身だしなみに気を遣うように
- ケンカをするとLINEで「離婚する?」と言い出した
- 「ネックレスをかって結婚指輪を首にかけたい」と言い出した
ネックレスの件はダサすぎて吹きましたwww
セルフ調査をやってよかった点
- 浮気を確信できた
- 単身赴任だったためGPSが大きな手がかりになった
- 手軽に行えた
セルフ調査のイマイチな点
- 肉体関係を示す証拠は得られなかった
- ボイスレコーダーはバレるリスクが高くヒヤヒヤした
- 夫が警戒を強めてしまった
- 余計にお金がかかってしまう結果になった
その後、「肉体関係の有無」を決定づける証拠を入手するには自力では限界を感じたため、探偵に調査依頼をしました。
自力での浮気調査によって、夫の浮気を確信することはできましたが、私が浮気を疑っていることに気づいたのか、警戒を強めてしまったことが大きなミスでした。
単身赴任だった夫は、帰省のたびにパスコードを変更するようになり、財布やかばんの中身も次第にすっきり片付けられていったため、持ち物からあやしい証拠を得ることはできなくなりました。
セルフ浮気チェックのまとめ
- 身だしなみやスマホなどの持ち物から浮気の兆候を知ることができる
- 探っていることを勘付かれてしまうと、警戒を強めるリスクがある
- 肉体関係があったことを証明できる証拠を得るのは難しい
筆者の体験談をふまえたうで、自力調査のメリットと危険性を確認していきましょう。
自分で浮気調査を行うメリット
探偵に浮気調査を依頼すれば、それなりに大きな金額の料金を払うことになります。自分で浮気調査をすれば、ほとんどお金をかけることなく浮気の実態を調べることができるのは大きなメリットと言えるでしょう。
自分で浮気調査をするリスク・危険性
証拠集めに本気になるほど、深追いしすぎてしまうもの。だんだんと行動が大胆になっていくことにより「浮気調査しているのがバレた」というのは避けたいですよね。浮気を怪しんでいることがバレてしまえば、さらに巧妙に浮気を継続される危険性もあるため注意が必要です。
自力での浮気調査がバレてから探偵依頼では遅い
一番身近にいる人物が浮気調査を行うというのは最もリスクがあり、不向きであるといえます。自力での浮気調査には限界があると思うなら、最初から探偵に依頼するほうが一番円滑にそしてお金も安く済みます。
セルフ浮気チェックがバレたら・・・
- 浮気夫が警戒を強めてしまう
- 浮気を疑っていることに対して逆上される
- 夫婦関係にヒビが入り、再構築も気まずくなる
決定的な証拠がないのを良いことに「浮気なんてしていない!!」といって逆上されてコチラが悪者扱いされるなんて絶対に嫌ですよね。
警戒しているパートナーから浮気の証拠を押さえるのはプロの探偵でも難易度が高くなります。調査期間が長くなり余計にコストがかかる原因にもなってしまいます。
このような最悪の事態に不安を感じる場合は、まずは探偵に相談をしてアドバイスを求めてみてください。「まずあなたのできることは何か?」を専門的な立場から教えてくれますよ。
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探偵紹介サービスのくわしい概要とオススメの利用方法はコチラの記事
浮気の証拠になるもの・ならないもの
自分で浮気の証拠をつかむことは簡単ではありません。自力調査で集められるものは、証拠としての価値が低く、裁判では認められないケースもあります。
「有効な証拠」というのは「示談交渉や裁判に使える」ということです。
第三者がその証拠を見たときに「浮気があった」と考えられるレベルである必要があるため、浮気とは無関係な他人(=裁判官)を納得させられるだけの証拠が必要なのです。
自分で浮気調査するときに気をつけたい3つの違法行為
自分で行う浮気調査には法に触れてしまう危険性もあります。違法調査で入手した証拠は裁判で認められない可能性が高いため、注意が必要です。
自分で行う浮気調査で違法の可能性があるのは、主に以下の3つのケースです。
違法行為 | 例 |
プライバシー侵害 | プライバシー空間の撮影や盗聴 |
住居侵入罪 | 別居中の配偶者宅や、浮気相手宅への侵入 |
不正アクセス禁止法 | スマホやPCのパスワードを解除して中身を見る |
違法になるラインを明確にして、自分で行える浮気調査の範囲を把握していきましょう。
プライバシーの侵害
盗聴器を仕掛けて録音をする、パートナーが個人で所有しているカバンや衣服に仕掛ける、パートナーや浮気相手に関して不特定多数が目にするネット上に書き込むなどの行為が該当します。たとえ夫婦であってもプライバシーの侵害となる可能性があり、注意が必要です。
いくら浮気をしている相手でも、プライバシーの領域に踏み込み侵害する行為は法律で禁止されています。
住居侵入罪
所有者の許可なく無断で住居や敷地内に侵入すると、住居侵入罪となります。
- 別居中の夫や浮気相手の家の住居にカメラを設置する
- 別居中の夫や浮気相手の家の駐車場に入り車にGPSを取り付ける
結婚しているからといって、全ての行動が許されるものではないことは理解しましょう。
不正アクセス禁止法
不正アクセス禁止法とは、他人のIDやパスワードを入力したり、脆弱性を突いたりなどして、本来は利用権限がないのに、不正に利用できる状態にする行為をいいます。
スマホやパソコンのロックを勝手に解除して、中身を見る行為は不正アクセス禁止法に触れてしまう恐れがあります。
浮気の痕跡を集めやすいだけに、抵触する危険性の高い法律の一つといえます。
まとめ│自力での浮気チェックはゴール設定をしておこう
自力での浮気調査である程度の浮気の実態を把握できますが、様々なリスクが生じます。見切り発車で取り組むのではなく「浮気調査に何を求めるのか」「どこまでを自力で行うのか」といったゴールを決めておくことでリスクを最小限にできます。
パートナーの浮気発覚をきっかけに、夫婦関係や自分の人生を改めて見つめ直すきっかけになりますよね。
離婚や慰謝料請求を視野に入れるのであれば、不貞の証拠は必須です。浮気相手と別れさせて再構築を望む場合にも、不貞の証拠を掴んで旦那を有責配偶者にしておく必要があります。
浮気の状況が変わらないうちにしっかりと証拠を確保して、あなたが有利な立場でいられるように行動していきましょう。応援しています!
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